フランスの北東部に位置し、ライン川とヴォージュ山脈に挟まれたアルザス
食も文化もドイツを色濃く影響
アルザス地方はフランスの北東部に位置し、ドイツのシュヴァルツヴァルトとスイスのバーゼルと国境を接し、様々な文化や歴史が交差する場所です。
総人口は170万人と大きな地方ではありませんが、ライン川とヴォージュ山脈にはさまれ、緑豊かな山々や川、木組みの家々など、美しい風景を楽しむことができます。景観だけではなく食文化も、度重なる帰属争いのあった影響でドイツ文化を色濃く受けています。
その他のアルザスの風景はこちら
代表的なメニュー
シュークルート (豚バラ肉とソーセージ・酢キャベツの煮込み)
もともとドイツの料理でドイツではザワークラウトといいます。
薄く刻んだキャベツを塩漬けして発酵させ、豚肉やシーセージと煮込み、茹でたジャガイモをつけ合わせたアルザス地方の郷土料理。
ビールや白ワインにとても合います。
アルザス風のシンプルなピザ。乳製品のソースをベースにタマネギ、ベーコン、アンチョビなどをのせて焼きました。
トッピング次第でおつまみにも、デザートとしても楽しむことができます。
タルトフランベの発祥は週に1回パンを焼くため窯の温度を測るために考えられた料理だそうです。
フランスのワイン産地の中では一番気候が寒くドイツに似ているため、栽培されているぶどう品種(リースリングやゲヴュルツトラミネール)もドイツのものが多くアロマが豊かな白ワインが中心。
味わいはドイツ産に甘口のものが多いのに対し、アルザスワインはすっきりとした辛口がほとんどです。